こんにちは。いしかわ矯正歯科クリニックの歯科医師の園木です。大阪でもこの冬初めて雪が降りましたね。大人になってもチラチラと降る雪はなんだかワクワクした気持ちになります。
私は以前も取り上げたことのある、子供の「マウスピース矯正」の続きをお話しようと思います。
色々な種類のあるマウスピースの中で、今回は「K」シリーズについてです。
口腔周囲筋を整える、とった機能や、装着時間が日中1~2時間と就寝時であることは、以前お話したT4Kと同じです。
違うところとしては、まずKシリーズはS、M、Lと様々な大きさのものがあります。これらは、乳歯~永久歯まで対応できるようになっています。患者様それぞれの、口の中の段階に合わせて選ぶようになります。
また、K1、K2、K3というように数字がつけられており、数字が上がるにつれて硬い素材のものになっていきます。初めは柔らかいK1で慣れていただき、歯ぎしりや食いしばりがあって穴が空いてしまうような患者様には、硬い素材のK2やK3をお勧めするようになります。
他にもKシリーズは、T4Kに比べ、歯列を覆う高さが高く、大きさも少し大きくなっています。
適応症例は、軽度の叢生(歯並びのガタガタ)、過蓋咬合(上下の前歯重なりが深い)、軽度の上顎前突(上顎の方が下顎より前にでている)などです。
次回は、受け口の方に適応の「i」シリーズについてお話します。お楽しみに〜